秋葉原には、多様なステークホルダーがいます。
ここで暮らす人、事業を営む人、働きに来る人、学びに来る人、そして秋葉原の文化に触れに、世界中からこのまちに訪れる人・・・人によって、秋葉原に抱く思いはさまざまです。
しかし、居心地という点についてはどうでしょう。たとえ思いや価値観が違ったとしても、誰もが安心して居心地の良さを感じられたとき、人はありのままの自分でいられ、ありのままの他者と交流することができるのではないでしょうか。すなわち、誰もが安心してこの空間にいて、居心地の良さを感じるということは、同じ空間にいる他の人の存在も認め合うことであり、ひいては異文化を認め合うことです。
秋葉原は、「人・もの・文化・情報が交流する市場」として、時代が大きく変化する中で、異文化を受入れながら「世界のアキバ」へと発展を遂げてきたまちです。このことは、このまちが持つ潜在的な土壌や懐の深さがあるからこそ成し得たものではないでしょうか。
私たちは、世界の人々が注目するアキバだからこそ、異文化を認め合える「居心地の良さ」が大切だと思っています。